ネパールの影
石井光太という人の『絶対貧困』という本を読んだ。
途上国の底辺で生きる人たちの話。
最底辺で暮らす人たちの話。
10年近く前に書かれた本ではあるけど、今も、そう大して変わってないんだろうな。
すごく、ショッキングな内容だった。
https://www.amazon.co.jp/絶対貧困―世界リアル貧困学講義-新潮文庫-石井-光太/dp/4101325324
今年の春、ネパールに行って、ホームステイして、田舎の子どもたちと遊んで、アジア最貧国と言われる国の人々の生活を見て来たつもりだった。
けど、まだまだだった。
この本を読んで、あの国にもおそらく、もっともっと悲惨な貧困の現実があったんだろうな、って思った。
カトマンズの街を一人で歩いた夜、たまたま私は目にしなかっただけで、麻薬や売春が横行していたんだと思う…。
これまでいくつかの途上国を訪れて、明らかに貧しいのに、キラキラしてる子どもたちの笑顔や仲良しな家族を見て、素敵だな、幸せは経済的な豊かさじゃないんだな、なんて思って感動してた。
けど、そうでもないのかもしれない。
貧困のもたらす不幸、も当然ながら存在する。
貧困がもたらす現実は、私の想像以上に、圧倒的で、衝撃的だった。
そんなことを感じた一冊。
もう一回ネパールに行って、ちゃんと見て来なきゃいけないな〜。
ネパールの本当の姿。
早く、ネパールに帰ろ。